2010年09月12日

夏の日の少年

太陽はギラギラと照りつけ

白い砂利道に反射した光に目をしかめながら歩いた

夏の日の少年



海へと続くその道の轍の間に伸びた

雑草の上を僕らは裸足になって歩いた

海から吹く風は潮の香りがしていた

波は静かに寄せて砂に波模様を描いていた

砂浜に寝そべり流れる雲を見上げた

目を閉じるとオレンジ色の世界が広がった

僕と弟はしばらく波の音と流れる雲を見ながら

夢を語り合った

いつしか太陽は西に傾き

東の空には飛行機雲が伸びていた

夏の日の少年

少年の頃のことをよく思い出します。
あの頃は、疲れということを知らなかった気がします。
夏の日の午後、炎天下でも外で遊んでいました。
シャツには幾重にも白く波打った汗が描かれ、
それはまるで砂浜に寄せた波の模様と一緒でした。
夏の日の少年の時間はゆったりと過ぎていました。



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この記事へのコメント
にかちゃん♪

またまた、少年時代のにかちゃん♪に会えたね

弟さんとの兄弟愛が、『いつしか、太陽が西の空にかたむき…』感じるです

幼い兄弟は、時間も忘れて遊んだんだね

やっぱり、『少年時代』の本出したら

なんくるは、まっさきに予約して買うスミダよ~
Posted by なんくるないんど at 2010年09月13日 15:27
なんくるないんどさんっ!!
サンキューです。

年をとったんだな~って感じます。
もっと年取る前に、思い出はここに書いておくことにしました。

ホントに時間忘れてあそんだな~。。
なんくるないんどさんもそうでしたか~??
Posted by にかちゃんにかちゃん at 2010年09月13日 23:12
 
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