花あかりのドゥーチュイムニィ

今週のＦＭとよみ
らいふさぽーと花あかりのゲストは・・・

障がい者雇用管理コンサルタント
トータルサポート商会・代表・翁長　克　氏


彼は、
とあるクリーニング会社に長く勤務していた。
はじめアルバイトの配達スタッフとして採用された。
そのうち工場へ配置換えとなった。
配置換えの際、課題として与えられたのが・・
「コスト削減」「売上向上」
現場につくと驚いた。
現場スタッフの半数ほどが障がい者だった。
それまで障がい者との接点はほとんどなく生きてきた。
「こんな条件で課題クリアは無理だ」と思っていた。

そんなある日、
工場内に大きな音と大声が響き渡った・・
健常者職員と障がい者職員とのトラブルが起きていた。
その事をきっかけに、彼は改めて現場職員一人一人の
仕事の仕方や能力を見直してみた。
そして彼は驚く事実を確認した。

それは、障がい者と言われている職員の能力の高さと仕事の丁寧さだった。
彼は「もしかすると、これは行けるかもしれない」
思い切って、職員全員の持ち場や役割を組み直してみた。
彼の直観は的中した。
会社の売り上げは改善し、赤字から黒字に転換していった。

彼は昨年１１月勤めていた会社を辞め独立した。
障がい者福祉サービスではなく、一般企業にこだわった。

トータルサポート商会は民間企業として障がい者雇用支援に取り組んでいる。
沖縄県もその実績を認め委託事業を認めた。

企業は「障がい者を雇用する」のではなく
「人財を雇用」するつもりで、取り組むべきだと語る。
そこには、「人として関わることで、その人は必ず力を発揮する」
という彼の信念が込められている。
一般企業に障がい者雇用を提案し、
それをきっかけとして企業が抱えている潜在的な雇用課題を改善していくことを伝えている。

彼の想いは沖縄に止まらず日本中に波及していくことだろう。
番組枠が足りないほど、話が盛り上がった。
今度は一献傾けながら、語り合いたいと思う。



障がい者雇用管理コンサルタント
トータルサポート商会
読谷村字高志保1484-2
098-927-2311